hivp(給水管)の宅内の土被りは

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HIVPの土かぶりはどうすればいいの?
という方向けへの記事となります。
宅内と車道では
宅内30cm以上
車道60cm以上
凍結する地域については
凍結深度以上となる。
と解釈しております。
といいますが、施工基準は
最寄りの水道局、つまり水道事業者の
施工基準に従って下さい。
「凍結深度」という言葉で検索すると、
でてきますが、あくまで参考レベルにするとよいでしょう。
深いところでは120cmのところもあります。
配水管の通常の土被りの基準と同じです!
引用ここから
■釧路総合振興局管内
市町村名 凍結深度(cm) 備考
釧路町 120
厚岸町 110
引用ここまで
引用URLhttps://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/ksd/kijun/touketsushindo.html
大枠では特定行政庁という役所でも決めますが、水道局(水道事業者)
と両方確認しておけば間違いないでしょう。
ちなみに東京では、公道はもとより、私道であっても、
震災以降は基本的に材質はH IVPでなく、
ステンレス管での施工を求められます。
HIVPの土かぶりは凍結を考慮する地域では

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札幌方面の職人さん曰くメートル以上だね。
と(1m以上の意)申しておりましたから。
北の地方では深くなるでしょう。
土かぶりとは?
道路の表面から、管の上の部分までの深さを言います。
建築では、かぶりとかコンクリと鉄筋の関係で
表現しますが、それに近いものがあります。
コンクリの表面と鉄筋のうわば≒鉄筋の表面
=>かぶり
道路の表面と配管のうわば≒管の表面
=土かぶり
となります。
HIVPの土かぶりの決定権を持つ方々

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また、車道上や公道上は道路管理者と
水道事業者の指示によるでしょう。
また、管が輻輳して配管されている場合、
輻輳、ふくそう、各企業の管が、
ごちゃごちゃ入ってること
ガスや下水の配管とクロスする場合、
別の考慮が必要になるでしょう。
HIVPの土かぶりが確保できない場合

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どうしても深度の確保が出来ない場合は
関係者との調整の上、さや管工法で
強度を確保するという方法もあるかと思います。
HIVPはVPにゴムを入れて強度を強化した管ではありますが、
通常は車道には向いているとはいいきれないケースも
ありますので、事前の関係者(建築、水道事業者、道路管理者)
との調整は必要となります。
HIVPの土かぶりを浅くすると
HIVPは安価で強度が確保できるので、
近年ではよく使用されますが、
浸出の性能については強度は
低い(溶剤)などを外溝工事などで
使う場合や、ガソリンスタンドや、
車やバイクの乗る場合は、
溶けて破裂し、浸出汚染と繋がる
ケースもありますので注意が必要です。
また前述の凍結深度を北国では
事前に把握する必要がございます。
HIVPの凍結(VPの時代)

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予断ですが、昔VPの時代は
首都圏で気温が-4℃になると、
よく破裂の電話が水道屋さんに
よく入ったそうです。
露出だったのか、埋設だったのかは不明ですが。
HIVPは多少衝撃にはつようでしょうが、
露出の場合はそれなりに、当然ですが保温が必要となるでしょう。
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