鉄筋コンクリート(rc造)が多いマンションの配管については、
給排水の配管は木造よりも、規定が多くやり直しが効きません。
なぜなら、「コンクリートで打ってしまうから」です。
コンクリートで打ってしまうとやりなおしがほぼ不可となります。
具体的には
各階の床、壁、天井「≒階上の床」と打ってしまうから、その前に
鉄筋の隙間にスリーブという、管を通すための管を通しておく必要もあります。
まああとではつればいいでしょ?
という考えもあるのはわかるのですが、
鉄筋を切るというのは、建物の強さ、構造に
影響する話なので、そう簡単にはいきません。3d、梁せいから1.5mなどの規定
なので、やりなおしが効かないからです。
マンションの配管ではあと配管の特に排水の
勾配の問題もあります、
なぜなら、排水を流すには勾配が必要で、
その階のたての管、「たて管」までの勾配を
確保する必要があるので、そのマンションの
排水のたて管の位置が廊下の共用部分の
パイプスペースなのか、ベランダよりの露出などでのたて管でのたて管なのかにより、
水回りの位置も限られる場合もあります。
あまり部屋からたて管までの距離が遠いところに水回りを設置しにくい問題が設計上発生します。
また、床下のスペースが、コンクリート
床のコンクリート、スラブを部屋の入り口まわりにまとめて、その部分だけ、床をさげて
「段差スラブという」水回りを部屋の
入り口よりにあつめ、その分天井の高さを
稼いで施工する構造の場合は
その位置にしか水回りはほぼ設置できなくなります。
なぜなら勾配が確保できないため。
またマンションの配管で、給排水においては、
階と階の境目に防火区画という、建物を建てるうえでのルールの区画に穴を開けて貫通する際は、その前後1mの配管材料は
不燃材でなければならないルールがあります。
なぜなら、その階が仮に火事になった際に
その穴から火が燃え広がる可能性があるからです。
それを予防するために、1m規定「耐火二層管」だけでなく、給水などではそれに準ずる不燃材料なども材料としては
認められていますので、それを使うケースもありますフィブロックなど、
マンションの配管の給排水の全面改修では、
給水は
hivpやsspやpe管や架橋ボリ管などを使用していました。
排水は主にvuやvp管とききます。
あと分譲ではあり得ないですが、
賃貸マンションだと、ものによっては
たて管を共用部分でなく、
専有部分?に通すこともあるので、
マンションの配管もいろいろだとおもいました。a