受水槽のサイズ選定一日の使用水量4割~6割高架高置1割

1級管工事のコツ

受水槽を設置するようになったが、
設備の計画でどのくらいのサイズを
選べばいいの?

というときはありませんか?

そういったお悩みに答えます。

本記事の内容

  • 受水槽のサイズの選定は一日の使用水量の4割から6割
  • 受水槽のサイズの選定で有効水量と1層か2層かという問題
  • 受水槽のサイズの選定でそもそも高架(高置)水槽を置くのかという問題
  • 受水槽のサイズの選定で気を付けたいこと六面点検

 

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受水槽のサイズの選定は一日の使用水量の4割から6割

受水槽の容量

サイズの選定方法は?

いきなり結論かいているのでもう何も言うことはないのですが、

一日の当該建物の使用水量の

約半分必要となります。

簡単な絵にします

そもそもポンプはどこにあるものなの?

受水槽は1階や地下にあるのがほとんどです。

 

 

 

 

 

 

地下にある場合も多いです、

特に商業地域のビルなど。

 

古いばあいは現場打ち(躯体のコンクリそのものがタンク)(今は新設はNG)などもあります

各階へはポンプで上げていきます。

ちなみに受水槽なしでのポンプは増圧ポンプとか

ブースターポンプとかいいます

図は通常のポンプですね

ブースターポンプ(増圧ポンプ)と通常の加圧ポンプの

違いはまた後日。

こんなかんじで各階の蛇口へ給水されます。

上へ向かう配管です。

下の水槽と上の水槽の水の流れ(配り方)の違いは?

 

一方、屋上の架台の上に

小さい受水槽をもう一つ設ける場合があります。

これを一般設備やさんでは高架水槽といいます。

 

給水装置の本では高置水槽といいます。

 

これは上から下へ水を配ります。

なので、一番最上階の水圧が低くなります(重力の影響)

 

で、話はもどりますが、下の水槽は

 

一日の使用量の5割、給水の本では4割から6割

 

下の水槽は

一日の使用量の1割、となります。

 

 

細かく言うと給水装置計画論の中では一日計画最大使用水量の

10分の4から10分の6だそうです。

1人250L計算で

1R(ルームの部屋のサイズ)で

30戸(世帯)なら1部屋1人計算で

30(世帯(人))×0.25(t)=7.5立米/一日なので

その4割から6割ですと

7.5×0.6=4.5

3-4.5立米なので

4(4000リットル)立米(≒t)前後でしょうか?

一部屋2人計算ですと

倍ですね

なんでその数値なの?

という問題ですが。

水質保全と円滑な給水の保持

のために必要な量らしいです。

簡単に言うと水を新鮮に保つためです。

 

具体的には1日には1,2回新しい水を入れ替えて残留塩素の濃度が下がらないようにするためです。

(なので1日の半分の量で入れ替えられるようにしている)

古い水使いたくないですよね

という部分と

水がでないのを防ごうという部分

のバランス

となります。

受水槽のサイズの選定で有効水量と1層か2層かという問題


参照:
公共建築設備工事標準図(機械設備工事編) – 国土交通省
参照URL:https://www.mlit.go.jp/common/001108580.pdf

受水槽のサイズの選定で

有効水量と1層か2層かという問題は

10トンが目安?

と思われます。

なぜなら、

10(立米)t以上の受水槽は年1回の法令点検が必要

だからです。大体そのタイミングで層の中を洗います。

なのでその際の断水をなくす目的で2層にするケースが多いようです。

 

受水槽のサイズの選定でそもそも高架(高置)水槽を置くのかという問題

これも、水の配り方の問題で、

ポンプアップで

ア)階下の受水槽→ポンプ→屋上→屋上の高架水槽→先下がり(流下)で各階へ

という場合と

イ)階下の受水槽→ポンプ先上がで各階へ→屋上

という場合によります。

GLや地下の受水槽屋上の高(置)架水槽
先上がり配管(イ)いるいらない
先下がり配管(ア)いるいる

アの場合は高架水槽が必要ですし

イの場合は高架水槽は不要です。

今はポンプでも増圧ポンプで

受水槽なしでイの方式が一般的ですが

受水槽方式の場合大きな建物では

高架水槽を設けている

建物を見かけます。

高架水槽、高置水槽の場合は一日の使用水量の

十分の1の量を容量として設計します。

受水槽のサイズの選定で気を付けたいこと六面点検

いきなりですが地下や屋外など問わず6面点検が求められます。

  • 側面と下部分は60センチ以上、
  • 60センチ以上の点検スペース
  • 60センチ以上の点検口
  • 防虫網(2t以上は必須)
  • 厚生労働省指定機関の年1階の点検(10t以上)

は最低覚えておくといいです

給水装置では

ボールタップ、給水管吐水口までが給水装置工事での直結の給水用具となる

という部分でしょうか。

まあそこらへんは

お勧めてきすとでも読んでください

給水装置主任技術者の勉強方法や時間と手順3つ【簡単】
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上部は1m以上(マンホールが60センチの内径)

で維持管理と保守のスペースを設けてね

という部分です。

受水槽のサイズと収まりを

検討する上で大切な部分となります。

埋め込みの受水槽は不可となります。

(たまに水道局の図面でまだ見かけるとかみかけないとか)

建設省告示1597PDF外部リンク
https://www.mlit.go.jp/notice/noticedata/pdf/201703/00006620.pdf

でも給水装置の計画論とかですと60センチ100センチと書かれるし、

管工事の1級でも同じような表現で学びましたが、

実際の告示だと、容易かつ安全に行えること

という緩い表現にとどまりますね。

ああ、謎です。

正確な情報は地場の水道局(水道事業者)の施工要領による

という部分でしょうか。

あ、買ってました。

給排水設備技術基準同解説2006年版

日本建築センター
https://www.bcj.or.jp/publication/detail/78/

以下告示引用

2.4.1飲料水の配管設備の構造二給水タンク及び貯水タンクイの⑴外部から給水タンクまたは貯水タンクの天井、底又は周壁の保守点検を容易かつ安全に行うことができるように設けること

この2-6図を参照してとその下に書かれている値ですと

梁の出てるとこは45センチで

あとは前述の60センチと

100センチ以上みたいです。

答え出てるようで出ない。

建設省、

厚労省系の給水装置の主任技術者の文言、

あと水道局毎の施工要領

と、いろいろありますね。

六面点検よし!

離隔60cmよいか、よし!